下水道は、人々の生命や生活、国民生活及び経済活動、水循環・水環境にとって基幹的なインフラ（社会資本）となっています。下水道の役割としくみは大きく分けると以下のようになっています。

下水道の整備により、家庭や工場からの汚水は下水道管を経由して処理され、清潔で快適な生活環境が確保されています。

下水を処理しキレイにされた水を放流することで、川や海、湖の水質を守っています。

降った雨水は下水道管を経由して川へ排除したり、貯留・浸透などによって浸水から街を守っています。

近年のインフラを取り巻く社会情勢の変化は、下水道の果たす役割にも変化を与えています。

下水道ビジョンでは「地域の持続的な発展を支える21世紀型下水道」の実現を基本コンセプトとし、「排除・処理」から「活用・再生」へと転換を図ることへの対応を求めていますが、人口減少・少子高齢化の進行、老朽化施設の増大、大規模災害発生リスクの増大、省エネ・資源利用の促進など解決すべき多くの課題に取り組む必要があります。

弊社は下水道の未来に向け様々な問題の解決、望ましい水循環の創出に向け、コンサルタントとして下水道インフラのマネジメントを行っていきたいと考えています。